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新築・戸建て

電研が手がける新築 はじまりの家
introduction

「元(はじまり)の家」名前の由来

この家で自分たちの新しい生活が始まるんだという「ここからはじまる」っていう感じを大切にしたかったんですね。そしてここが根元になって家族が大きく育っていく、そんなイメージも持っています。

この家にはぼくの家づくりに対する答えを全部詰め込みました。
屋根は瓦、壁は漆喰、構造は国産材。

リフォームに携われたおかげで、新しい家、古い家、本当に多くの家を見てきました。
その行く末を見てきた上で、自分なりにだした一つの答えです。

土台の写真

土台

家を支える基礎

「何をするにも土台が大事だ」ってよく言いますよね。
家ももちろんそうなんです。
一度建てたら壊すまでは替えられない部分、それが土台です。家の構造体の中でも最も大切にしなければいけない部分ですね。
元の家では「能登ヒバ」を使っています。ヒバ特有のいい香りが現場を包んでいました。

能登ヒバについての詳しい説明は、㈱ムラモトさんのHPにて。

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土台の写真

ステンレス製土台スペーサー
ダイカラット靭

先ほど土台が大切だとお伝えしましたが、その土台を「影で支えている」大御所的な存在です。

通称「基礎パッキン」と呼ばれる部分なのですが、ほとんどの家はここが樹脂製のものでできています。

土台と同じく、ここは家を壊すまで替えることができません。つまり家の寿命としての良し悪しをものすごく左右するということです。そこが樹脂で本当にいいの?って思うのです。一生住むかもしれない家を支えているのが樹脂だと知ったらあなたはどう思うでしょうか?

このダイカラットはステンレス製。ステンレスは錆びない上に強度も高く、地震のときも粘り強く耐える、まさにうってつけの素材。

家を支えるのが家より長持ちする材料だと、安心して任せられますね。

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断熱材の写真

断熱

なぜぼくらが「羊毛断熱」にこだわるのか?

以前、断熱材をずっと探している時期がありました。

当時はほとんどがグラスウールと呼ばれるガラス繊維でできた断熱材。
実は今でも多くの家で標準で使われています。
ぼくらはリフォームでお客さんの家に行くことが多かったので、解体現場でしょっちゅう

「湿気をため込んでカビてる上に下にずり落ちてしまったグラスウール」

を見ていました。
(年代にもよりますが、10件壁をめくる現場があれば8~9件はずり落ちてるor施工者が理解してない取り付け方をしているorそもそも断熱材が入ってない、です)

グラスウールが湿気をためて下にずり落ちること=断熱性の欠落、を意味します。

湿気をためたグラスウールって、ネズミや虫たちの格好の「寝床」になるようで・・・
ずり落ちて下にたまったグラスウールに食べカスや糞やお布団用に持ってきた?繊維くずがぐちゃぐちゃにかき混ぜられたような光景はたくさん目にしてきました。
悲惨すぎて写真でのアップはさすがにしたことはないですが(笑)

そういったものにダニやらカビやらが繁殖し、まわりの木とかを腐らせていく・・・

これがぼくにとっての「壁の中で結露する」ことの危険さだと認識しました。

結露を防ぐには2つしか方法がありません。

一つは湿気がたまらないように「通す」構造にすること(これが「透湿」と呼ばれるものです)。
そしてもう一つ湿気をが「完全に遮断」し、たまらなくする方法です。

ほとんどの住宅メーカーは後者の遮断する方法を取っています。
隙間なく断熱材を詰めて、気密性と断熱性を確保する・・・

現時点で最良の選択だと思えたのが「羊毛断熱」でした。

元の家で使う羊毛断熱について詳しくはこちらをご覧下さい。

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防水シートの写真

防水シート
(タイベックシルバー)

どの家でも周りに防水シートをまわるのですが、最近は壁から入ってくる熱を遮る「遮熱シート」と呼ばれるものもあります。
夏場の家の暑さを和らげるには効果的な方法だと思いますよ!?

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柱の写真

大引き・柱

どちらも土台と同じように、基本的に替えることは難しい部分です。構造体自体を基本的には「触る必要がないレベル」にはじめからしておくというのがぼくたちの考え方です。

それが家のためにも、そこに住むあなたのためにもいいからです。

元の家では大引きは土台と同じ「能登ヒバ」、柱は国産の「桧」をつかっています。
どちらも家の構造体としては最適だと思います。

通気ラス工法の写真

通気ラス工法

これは漆喰などの補強に下に伏せこむものですが、実物見たら結構ゴツいことがわかります。これほんまに壊れる?って疑問に思うぐらいです(笑)
それぐらいしっかり塗り壁としての完成度を高めてくれます。長持ちする外壁が欲しい方にはぜひとも採用してほしいですね。

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たたみの写真

健康あんしん畳

大分産の「七島い」と呼ばれるい草の種類、ここで最後にして唯一のホンモノの「琉球畳」がつくられています。
その生産量は年間で二千畳程度しかつくられないと言われています。多いと思いましたか?

一軒に6畳の和室を設けるとして、300棟程度しか供給できないということです。
減農薬、無農薬となるとさらに門は狭くなります。

本物は太く力強く、そして香りが別格です。畳とはどういうものか?を教えてくれます。

時間とともに緑色だった畳表は、金色へと変化していきます。本物のい草はツヤがあり、天然の藁床は独特の包み込むような柔らかさがあります。
50代以上の方なら、懐かしいという表現になるかもしれませんね︎。

そして今の畳とは比較にならない耐久性、あなたの身体を長い長い時間、いたわり続けます。

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柱の写真

大黒柱

家の中心

水目桜の大黒柱

見せてもらった瞬間にその杢(もく)のキレイさに一目ぼれしてしまいました。

静かながら凛としたそのたたずまいは、玄関に品を与えてくれます。
桜が家の中にあるって、なんか嬉しいですね。

床の写真

足に伝わるぬくもりを大切に

元の家では足に伝わるぬくもりを大切にしたくて、桐や杉のうづくりを使っています。

うづくりとは冬の堅い目をわざと浮き出るようにしたもので、足裏から伝わる刺激は子どもや年配の方にもとてもいいそうです。

夏は足にベッタリとまとわりつく感覚もなく、また冬は冷んやりした感じも全くなく、柔らかな温もりを足裏から感じます。

使ってみて、こんなにいいものなのかと改めて思わされました。

ミックスフローリング

材木屋さんの遊び心から生まれたオンリーワン床材。
ケヤキ・カエデ・朴・栓・しい・楠・山桜・水目桜・タモ・センダン・栗・奄美栗・キハダ・・・一部屋にこれだけの樹種が入るなんてあり得ません。見た目もキレイで遊びがいっぱい詰まっています。

壁の写真

うれしい空間をつくる

はりまかべ

漆喰や珪藻土をはじめとした自然素材だけでできた塗り壁です。

調湿・断熱・消臭など、嬉しい機能がたくさん。

コストパフォーマンスも高く、これからの家の壁の「あたりまえ」になって欲しいです。

塗りやすいのでご家族でのDIYにも使える万能選手。自分たちの家を自分たちで塗るってすっごく愛着湧きますよ。

これからの「当たり前の家」のスタンダードになっていくポテンシャルは十分に持っています。

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